【ニューストピックス~12月3日】歩きながら顔&虹彩認証1台で/ほか
日本電気は12月3日、世界で初めて1台の小型カメラで実現する、ウォークスルー型の顔・虹彩マルチモーダル生体認証技術を開発したと発表した。同社の顔認証技術と虹彩認証技術を組み合わせ、1億人以上の判別が可能な本人確認により、利便性とセキュリティ向上の両立を実現する。同技術は、小型カメラ、赤外線ライト、処理用プロセッサー、結果表示ディスプレイといった最小構成で導入が可能。また、屋外や逆光、暗所、遮光による陰影がついた状況など様々な環境下でも高い認証精度を維持できるため、既存の入口やゲートなど場所を問わずシステムを組み込むことができ、特別な設備工事や大掛かりな環境整備を不要とする。
【ニューストピックス~12月2日】ペイペイ タクシー代をギフト/ほか
PayPayは12月2日、同1日より、タクシーアプリ『GO』で利用できるデジタル商品券が「PayPayギフト」で送れるようになったと発表した。「PayPayギフト」は、特定のお店やサービスで使えるデジタル商品券(PayPay商品券)として購入し、送ることができるサービス。住所を知らない相手や遠方に住む家族にも手数料無料で気軽に贈ることができる。受け取った人は、タクシーアプリ『GO』アプリ内の「GO Pay」の決済方法画面で「PayPay」を事前登録したうえで、アプリ決済時に「PayPay」を選択すると利用することができる。
CEATEC 2025会場で見つけた「認証」の未来を示すソリューションたち〜電子決済を強くするハンズフリー認証、着信認証、IoT機器のラベリング制度まで〜
千葉市美浜区の幕張メッセで開催された「CEATEC 2025」(主催:一般社団法人電子情報技術産業協会/JEITA)は、今回で26回目の開催となる。2025年10月14日から17日の4日間で、登録来場者総数は9万8,884人に上った。810社・団体が参加した同展の広大な会場で、本誌は例によって「電子決済」な旬ネタを探して彷徨い歩いたが、さすがにキャッシュレスがここまで当たり前になるとそのものズバリな展示にお目にかかることは出来ず。ところが、今年は電子決済の手前で必要になる「認証」の部分を大きく進化させるソリューションにいくつか出会うことができたので、ピックアップして紹介する。
【夏休みスペシャル】顔認証でゆく、2025大阪・関西万博ツアーズ 〜 ひと筆書きでどこまでいけるか?(後編)
(前回のあらすじ)10月13日の閉幕まで残すところ約2カ月となった「大阪・関西万博(正式名称:2025年日本国際博覧会)」の会場へ、せっかくなので各所の顔認証サービスを体験しながら、乗りつないで移動してみようと思い立った筆者。日暮里から成田空港へ、そして関西国際空港から南海電車、Osaka Metroと乗り継ぐ長旅を経て、ついに万博会場の入場ゲートで顔認証を突破するところまでたどり着いた。万博会場内は「完全キャッシュレス」なだけでなく、顔認証とキャッシュレスを組み合わせた『顔決済』にも対応しているという。


